朝倉でのボランティア活動にやり甲斐を感じてしまい、相変わらず時間があれば参加しております。
知り合いも増えてきましたし、作業段取りも慣れてきました。
しかし時間が経つに連れ、溜まった土砂から悪臭が漂い始めます。
その臭いが鼻の奥に残るのが辛いですが...。
この日のお宅の場合は悲惨です。
1kmほど山手の江戸時代に作られた溜池が決壊し、300年ほどの時間をかけて堆積したヘドロが全て流れ込んだのです。
それも一時は欄間の下辺りまで流れ込んでいます。
20人規模のボランティアがすでに数日の作業をしていますが、まだまだ半分も出し切れていない状況。
普通に生活していた家が数時間でこんな状態となり、家財道具もほとんど使用不能となってしまう自然災害の脅威は凄まじいものです。
水のパワーを感じる光景。
まだ清流には程遠い筑後川原鶴温泉辺り。
浅瀬にブロックの塊が見えています。
1kmほど上流の護岸が破壊され、その一部が流されていました。
13日の日曜もドッコイショと出かけました。
念のため、朝倉市ボランティアセンターのホームページもチェックしてたのですが...なんと盆休み。
向かいのコンビニには本州含め多くの他県ナンバー車が集まっていました。
長靴に作業着の皆さん、驚きと落胆のご様子。
そりゃそうでしょう。
被災者にとってはお盆よりまず生活再建が優先。
お盆休みに参加してくれる人も多いはず。
それなのにこんな場合にまでお役所仕事するとは...。
せめて、訪れた方々への対応スタッフくらい配置しろ❗️
では、より被害が大きいと報道されている東峰村へ行ってみるかと調べましたが、やっぱり盆休み。
ならばまだ見ぬ杷木から小石原へと車を走らせました。
この辺りの上流では無数の表層崩壊が発生し、甚大な被害が出ています。
まだまだボランティア受け入れもできない地域も多数ありますが着実に復興へと向かっているようです。
ささやかながら支援の一助、初盆を迎える母の墓前用に果物を買って帰りましたとさ。(笑)