オークションにかけられるジョンレノンの歯にいくらの値がつくのでしょう?
1万6000ドルからのスタートで「5万ドルは下らない」「いや10万ドル!」など注目を集めていますが、あくまで身体の一部。
仲が良かった家政婦さんが本人からもらった物らしいのですが、果たして売買して良いものか?
きちんと処理され、ガラス詰めにされた状態で、世界平和を謳う博物館などで展示するための購入であれば納得なのですが、単なる蒐集癖や投機目的の対象となる事自体に疑問を感じてしまいます。
話は大きく変わり、フィリピンで小野田寛郎少尉を発見した探検家の鈴木紀夫氏...覚えている方もいらっしゃるでしょうか?
小野田少尉といえば、あの陸軍中野学校卒業の生え抜き将校。
単なる逃亡兵ではなく、ただひたすら上官からの命令を守っていた軍人中の軍人。
銃や剣などの手入れも欠かさず、30年ほどの間、規律正しく、生き抜いてきた頑固で立派な日本男児です。
そんな小野田少尉との面会に成功し、説得し、日本に連れ帰ってきた行動に当時16歳だった私はいたく感動し、格好良さを感じていました。
余談ながら帰国した小野田さんは国からの報奨金や寄付金をすべて断り、自分が勝手に任務を遂行していた...天皇に合わす顔がないと謁見を辞退したほどの日本軍人です。
そんな傑人と渡りあった25歳の鈴木氏がその後、追い求めていたのが雪男だったということをつい先日、知りました。
そしてなんと6度目の雪男捜索遠征で雪崩に遭い、38歳の若さで亡くなっているんですね。
私はこんな話に感動してしまいます。
冬布団が干された空に広がる秋の空...
均等に綿を敷き詰め、そ〜っと覆ってくれたよう...
柄にもなく、ポエムの世界に引きずり込まれてしまいます。
世界七不思議を始め、あらゆる謎が解明される時代が訪れ...矢追順一氏が国民栄誉賞受賞...!?
秋の夜長にそんな夢想タイムも楽しいひとときです。