バンクーバーで野生の白頭鷲を見て以来、野鳥に興味を持ちました。
ラジオへ行く途中、大濠公園のベンチは最高のバード・ウォッチング・ポイントです。
山のように定住しているセグロカモメですが、たまに見事なショータイムを見せてくれます。
まるで水中から垂直に伸びたポールがあるかのように2羽がそのポールを中心にグルグルと回転飛行するのですが、その動きが完全にシンクロしているのです!
水面ギリギリに翼を傾けたり、小刻みな上下動をまるで鏡に映したように2羽が同じ動きをするのは感動です。
数周すると1羽が離れ、すぐ別のカモメが参加し、見事なユニゾンを繰り広げるのです。
よく見ると次に参加するカモメがちょっと離れたところで待機していたりします。
マガンが北帰行を始めたようですが、5〜8羽単位で団体行動するんですね。
あちこちからグループで飛び立つのですが、例のV字型飛行編隊を確認するように空中でフォーメーションの調整をしているのが分かります。
やや大きめのマガンが先頭を飛び、やや小振りの若いマガンが端っこを必死に着いていきます。
先行する鳥の翼から発生する翼端渦に乗っかることでエコな飛行ができるという素晴しい知恵です。
そして、どのグループも大濠公園を2周してから北へと飛び去っていくのです。
必ず2周っていうのが不思議ですが彼らのしきたりなんでしょうね。
以前、道端の雑草に2羽の雀が代わる代わる飛び乗り、雑草がしなって地面に落ちる寸前で羽ばたくって遊びをしているのを見たこともありますし、さすが恐竜時代からの生き残り組!高度な知能と遊び心を備えた生物なんですね。
こういうジャンルに踏み込むと高価なカメラに興味が湧いてきますね。。
ちなみに写真はセグロカモメの群れです。