西高東低、冬型の気圧配置になると日本海に筋状の雲がかかってきます。
この頃のお薦めスポットが能古島アイランド・パークの一番奥にある展望台です。
能古島の北東角にありますので博多湾が見事に一望できる場所です。
左手に志賀島、右手にドームや福岡タワーまで、大パノラマが広がります。
正面奥に位置する福岡空港へ離発着する飛行機やゆっくりながらも確実に進む大型船を眺めるのも楽しいものですが冬場のお薦めが<雲>!
衛星写真でおなじみの筋状の雲はまるで舞台の緞帳のように美しく垂れ下がった布状となっており、海面から1km弱ほどの高さで見事に裁断されているのです。
巨大な横幕のようにまっすぐとどこまでも続き、そしてそれがほぼ等間隔で何枚も何枚も北西から南東へと移動する様は壮観そのものです!
ラッキーな事にこれまで2度ほど遭遇しましたが、大自然が織りなす絶景です!
福岡市が街をもっとPRしようと航空写真を無料でダウンロードできる<Fukuoka Showcase>というフォトギャラリーが開設されました。
そこで早速、能古島アイランド・パークの空撮写真。
島の北端上空から南向きに撮っているようです。
菜の花畑の左側にちょっとしたフィールド・アスレチック・コーナーがあり、その一角、屋根が見えているのが展望台です。
なお、その近くにまるでタイヤのような円形のものが見えるかと思いますが、これは平安時代に造られたといわれる「狼煙(のろし)台跡」です。
遠く壱岐対馬からの伝令を太宰府政庁まで中継する役割を担っていたそうで、元寇が攻めて来た頃など頻繁に煙を上げていたんでしょうね。
渡船も楽しいお薦めスポットのひとつです。