一昨年末の事故以来せっかく辞めていたタバコをまた吸い始めてしまいました。
さすがホスピス病院、入院患者だけに許された喫煙所が病院内にあるのです。
ま、今更、健康に気をつけたりする必要もないでしょうし、ストレス発散や退屈しのぎになればと主治医からもお墨付きです。(笑)
もちろん歳上ばかりの喫煙所仲間と様々な情報交換もでき、役立つ事も多いのですが、単なる愚痴の発散相手としても楽しい時間。
そんな中、気になる話がありました。
90歳の御大なのですが、息子さんが結婚されたお相手がクリスチャンだそうで、今年1月に亡くなられた奥さんの葬儀で手を合わせる事もされないとの事。
そりゃ、信仰の自由は認められているものの、それくらいしてくれても...と寂しそうなご様子。
当然、お墓もどうするかなどこれからも揉めそうな今後に苦慮されているのですがかける言葉が見つかりません。
病院内に図書室があり、ホスピスらしいコーナーもあるのですが、こういう問題ばかりは難しい限りですね。
皆さんはどう思います?
キリストさんやお釈迦様と話す機会があれば早速の話題にしたいと考えています。(笑)
台風一過、猛暑が戻ってきましたが熱中症による死者が後を絶たないようですね。
皆さんも十分にご注意下さい。
突然死は残される遺族が困ることだらけのはずです。
私の場合はその辺り、しっかりと準備する時間があるので助かってます。。
1年前になりますが、親父と相談の上、「伊藤家の墓」も墓仕舞いしました。
佐賀の片田舎、竹藪をかき分けての墓参りを踏襲してくれる跡取りもいなくなるため、菩提寺から先祖代々のお骨を引き上げ、久留米の合葬墓地での永代供養に切り替えました。
これを恨むご先祖様がいるとも思えませんし、無責任に朽ち果てさせる訳にもいきませんからね。
ましてや伊藤家の宗派・浄土真宗は卒塔婆を建て、遺族たちが極楽浄土へ行くお祈りをする必要もないのです。
本人が「南無阿弥陀仏」を唱えるだけでどんな悪人であろうと阿弥陀様が極楽へ連れて行ってくれるそう...一安心です。(笑)
合葬墓地も辺鄙なところですので事絶えた後は空に向かってたまに思い出し、手を合わせて頂ければそれで十分です。
聞きづらい内容でしょうから報告しておきます。
猛暑お見舞い申し上げます。
例年なら久留米水の祭典で大汗をかいていたのが、超快適なホスピス病棟で遠くの入道雲を眺める日々...それも2ヶ月近くたちました。
特段、激痛と闘うわけでもなく、リハビリに励むわけでもなく、単に死を待つ状態。。
ホスピスですので顔見知りだったお婆ちゃんが家族に付き添われ霊柩車で搬送されていく風景も見慣れてきました。
この病院では亡くなって退院していく際、お顔に白い布をかけることはありません。
真正面から死と向き合い、最期の最期まで天寿を全うすることに忠信された精神に敬意を表する意味合いだそうです。
先日、お見舞いしてもらった歯科医の先生から「伊藤さんみたいな死に方を自分も望む。仲間と思い出話を語り合い、生き様を見てもらい、別れが出来るって素晴らしい。」って仰って頂きました。
私自身もそう思います。
ただ、毎日、病室で過ごす生活は単調すぎます。
正直、退屈でもあります。
親友たちは相変わらずしょっちゅう顔を出してくれてますが彼らにも気の毒な感じがしています。
そこでなるべく、今日も生きている、今日はこんなことを考えましたなど出来るだけブログ更新しようかと考えています。
個人的連絡で構いません。
死に直面した人間が何を感じ、何を考えているのかなど遠慮なくストレートな質問を送って頂ければ助かります。
よろしくお願い致します。
お見舞いに来ていただいた方々とのスナップです。
3年前、久留米で開催された東日本大震災チャリティコンサートでお世話になったゴスペルチームのリーダーのKIKOさん。
さすがクリスチャン、実に楽しい会話が弾みましたし、手前味噌ながら素晴らしいイベントに携われた幸せを改めて感慨深く感じました。
20年ほど前、女性フォークデュオだった「女盛り」って二人が顔を出してくれました。
現在は残念ながら解散し、それぞれの道を歩んでいますが立派な生き方で一戸建てを建てたりと頑張ってる姿に感動をいただきました。
お土産も美味しかったよ〜❗️ありがとね〜❗️
先週土曜日、病院主催の「夏祭り」が開催されました。
主治医の副委員長とライブなんぞやりました。
演奏曲は「夢の中へ」と「いちご白書をもう一度」。
当初は私のギター伴奏によるフォークデュオの予定だったのですが痩せこけた指先ではまともな音が出なくて、親友・平島君に急遽、助っ人を依頼。
実に楽しい時間でした。