先週土曜日の《みさき塾》、テーマは《葉隠/山本常朝》。
作家・岬龍一郎氏の熱弁で鍋島藩の哲学《葉隠》について学びました。
『武士道というは、死ぬことと見つけたり』、葉隠を代表する有名な一説ですが、なにも率先して死のうという意味ではなく、いずれ死を迎えるのだから、その日その日を大切に生きていくということなんですね。
自分の死を意識できた人間ほど強くなり、他人へ優しくなれる。
常に末期の別れかもと一瞬一瞬、真剣に対応し、あらゆる状況を予測した上での『覚悟』をもった生き方が充実した人生となるんですね。
間もなく喜寿を迎える母にガンが見つかり、手術に立ち会ってきました。
数日前に食事をした際、弱気になってた母にこんな《葉隠》の話しをし、少しは元気になったようでした。
術後、麻酔から覚めた母に言われた『ありがとう』にホッとしました。
にしても人生いろいろありますね。。
ラジオなき初の土曜日を不思議な感覚で過ごしていますが、まずは元気に目覚めた今日に感謝!