師走が近付き、恒例の<年末ジャンボ宝くじ>が賑わっていますね。
これまた恒例とも言うべき、未交換券も相当あるようで、一等ですら3本も行方不明...なんと総額21億5000万円が未換金となってるんですね。
未換金はそれぞれの地方自治体に治められるらしく、本当に販売されたのかと疑ってしまいます。
そもそも還元率が45.8%と言う低さは驚きです。
世の中には様々な<博打>があり、その多くが非合法だったりするのですが胴元が5割以上、搾取する博打など市場ではあり得ません。
戦後のどさくさの中で始まった公営ギャンブルも不思議な存在ですが75%ほどは払い戻しています。
以前、パチンコ屋のCMを作った事があります。表現がもの凄く難しいジャンルです。
まず、パチンコ玉を見せてはいけないし、ジャラジャラと大量に出てくるイメージすら不可なのです。
なぜなのか?
それは「射幸心をあおってはいけない」と言う規定があるのです。
勝てる場合もあれば、負ける可能性もあるから...との理由らしいのですが、では、西田敏行氏が出演する年末ジャンボのTVCMはなんなんでしょう?
続々と億万長者〜!!って確実にあおりすぎですよね?
御上がやればOKって、日本は民主主義国家のはずですよね。
アメリカでは宝くじの事を「Poorman’s TAX(貧乏人から集める税金)」と呼ばれています。
寒い中、行列に並び購入された方や永年買い続けていらっしゃる方には冷や水をかけるような話ですが、正常な還元率にならないと毎回1000億円以上が何も努力していないお役人の懐に入ってしまいます。
役に立つ事業に使っていれば良いのですが...月末と言う事で愚痴になってしまいました。
元気が出る話じゃなかったですね。(苦笑)